★報告★みえる人、みえない人、みんなで鑑賞する美術館
6月12日(日)、18日(土)に、常設展示室にて、目の見える人と見えない人とが美術館スタッフと一緒におしゃべりしながら、長崎出身の彫刻家、富永直樹の作品を鑑賞するプログラムを実施しました四葉
2日間3回実施し13人の方々にご利用いただきましたにぱっありがとうございました星


この企画は、長崎県視覚障害者情報センターにご協力いただいて参加者を募集し、試験的に実施しましたうさぎ
視覚障害者の方と晴眼者(目の見える人)の方が一緒に参加する鑑賞会でした音符
常設展示室で開催した展覧会「没後10年記念 富永直樹―ロマンを求めて」[会期:4月12日(火)~ 6月26日(日)]に展示されたブロンズ彫刻の作品に手を触れていただきながら語り合う鑑賞会でしたチョキ
富永直樹さんは長崎県出身の彫刻家です。歴史のロマンや異国情緒漂う作品群に、みなさん興味津々でした四葉さっそく触って鑑賞してみましょう!
みなさん、おそるおそる、彫刻表面の感触を確かめますパー
衣服の模様が繊細で細かく、指先の感覚だけでは凹凸が複雑だな~汗…《黒船で来た紅毛人》という作品でした

…男性かな?それとも女性?!おとな、こども?…坊主頭の男の子のようだにこっ腕に鳥がとまっている。鳩らしい?
どうやらテーマは「平和」四葉…こちらは《少年平和像》という作品でした星

こちらはどんな感じでしょうか?えりまきのような厚みのある布を身に着けていて…顔はひげが生えた男性で彫りが深い…外国人でしょうか?!
右手にはムチまたはロープのようなもの…こちらは《ガンジスの夜明け》という作品でしたオッケー

チューリップ実施後には、「実際に触れることができて、作家さんの力をもらったような気がした。」「解説や説明があったことにより、より世界が広がったような気がした。」や「触れることで得たことがたくさんありました。自身の視野が広がった気がして感無量です。」などのご感想をいただきましたハート
一方、「実際に触ることができて、服の模様とか体つきとかがわかったけど、説明を聞かないとわかりにくい部分もあった。」「ゆっくり鑑賞できてよかった。実際に手で触ることで細かいところが説明できてよかったけど、もっと全体の印象を伝えることもいいかなと思いました。」等のご意見もいただきましたダイヤ

今回、試験的に行った「みえる人、みえない人、みんなで鑑賞する美術館」太陽年齢や性別、障害の有無にかかわらず、誰もが心豊かに過ごせる長崎県美術館を目指して一歩一歩前進しているところです四葉
| ワークショップ・講演会 | 01:02 PM |