2009,09,01, Tuesday
「スクールプログラム」は、学校と美術館が一緒に行なうプログラムです。
その一環として、県内の学校の先生を対象に「鑑賞教育研修会」を毎年数回開催し学校の先生方と美術館スタッフが、‘どうすれば学校と美術館がより良い連携ができるか’を協議しています。 ![]() ![]() 今年度は8月1日(土)に、その第1回目を開催しました。今回は、実際に小・中学生の皆さんにも協力いただいて「おしゃべり鑑賞」の様子を先生方に見学いただき、文部科学省より奥村高明氏をお招きしての講演を拝聴できるというスペシャルプログラム!研修会当日は、土曜日にも関わらず、県内の小学校、中学校、特別支援学校の先生に多数参加いただきました。 ![]() ![]() ![]() 講演/講師 奥村高明(国立教育政策研究所教育課程センター教育課程調査官、文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官) 協力/絵画・工作教室あとりえエコロジー、長崎市立東長崎中学校美術部 午前中は、日頃スクールプログラムで行っている対話を通して作品を鑑賞する「おしゃべり鑑賞」を先生方に見て頂きました。写真は子ども達が控え室でスタンバイしているところ。展示室に行く時間までのウォーミングアップとしてアートカードゲームを楽しみました。皆さんの明るく元気な様子にスタッフの緊張も一気に吹き飛びました。(みんな、ありがとう! ![]() 小学生グループと中学生グループに分かれて、常設展示室で「おしゃべり鑑賞」。学生のみんなと一緒にみたら、一人では気付かない発見もいっぱい!みなさんの意外な発言に、大人も「なるほど。」と唸ります。途中、奥村先生が「おしゃべり鑑賞」に参入する一場面も! 見学していた先生方も「おしゃべり鑑賞」に巻き込んでしまった奥村先生のトークはさすがでした。 ![]() そして、午後の部。奥村先生による講演会「鑑賞教育の今、美術館と学校との連携について」受講。 全国を飛び回る奥村先生の多彩な経験談を踏まえ、数々の学校と美術館の連携の実践例を紹介いただきました。また「鑑賞教育」の考え方をわかりやすく解説していただき、まばたきするのも惜しいくらいのあっという間の2時間でした。 休憩時間には、先生方も当館の所蔵作品のポストカードを使って「アートゲーム」に挑戦。大変盛り上がっていました。 ![]() その後も、奥村先生が飛行機で飛びたつギリギリの時間まで、皆で日頃の悩みや、今後の希望を熱く語り合いました。奥村先生、ご参加いただいた先生方、お忙しい中、ありがとうございました!これからも共に頑張っていきましょう。 ![]() ![]() ![]() ・分かりやすく、色々な視点からお話頂き、大変参考になりました。鑑賞教育の大切さやその力の意義の大きさを改めて実感しました。 ・大変興味深いお話で、自分がいかに先入観にとらわれていたか、頭が固くなっていたか気づかされました。鑑賞授業の方法など具体的に紹介されていたので、分かりやすかったです。教育に対して、勇気、希望が沸いてきたように思います。 「スクールプログラム」詳しくはこちら | スクールプログラム | 10:00 AM |
|