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コップ一杯の水の中の溺死 ( 1986年)
Drowning in a Glass of Water 作品詳細>
ダニエル・キンテロ Daniel QUINTERO
作品解説 | |
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ニエル・キンテロ(1949- )はスペインの画家。マラガに生まれ、1959年に一家でマドリードに移る。1965年からバレンシア出身の画家アマデオ・ロカ・ヒスベルト(1905-1999)のアトリエで素描と油彩を学ぶ。1967年からは王立サン・フェルナンド美術アカデミーで学んだ。在学中にスペイン現代美術を専門とする有力画商フアナ・モルド(1899-1984)に見出され、1972年にアントニオ・ロペスを含む若手のリアリズム画家たちのグループ展で国際的に紹介された。キンテロが頭角を現したのは肖像画によってであり、近年もスペイン国王夫妻や映画監督ペドロ・アルモドバルなどのセレブリティの肖像画、そしてスペイン史におけるユダヤ人の記憶に捧げられた肖像画のシリーズで注目されている。本作《コップ一杯の水の中の溺死》は、背景に不可解な柱状の空間が出現し、また対を成す要素(「内部と外部」「生と死」など)が不安定に入れ替わる点において、マグリットを想起させるシュルレアリスム的作品である。
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展覧会名 | 会期 | 会場 |
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