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長崎県美術館は、開館当初より対話を伴う鑑賞活動に取り組んでいます。自身の考えを整理して伝え合う鑑賞は自他理解、さらには平和教育と結びつくのではないかと考え、2021年度より平和教育に寄与する鑑賞教育プログラムの開発プロジェクトを開始しました。そしてこのたび、これまで現場の先生方と協働してつくり上げてきた数々の授業案や鑑賞ツールをまとめたプラットフォーム「PEACE」を製作しました。
「PEACE」は、長崎県美術館所蔵作家5組の作品を対象とした多様な授業案や関連資料、作品の高精細画像にインターネット上でアクセスできるプラットフォームです。授業案や高精細画像は、保育園から大学まで様々な教育現場の先生主導で実践・活用でき、学習者は地理的、時間的な障壁を越えていつでもどこからでも作品と出会うことができます。
対話を伴う鑑賞によって、学習者が作品の背景にある歴史的な出来事だけでなく、現在を生きる自身の身近な世界との関連にまで思いを馳せる、未来志向の学びにつながることを期待し、「Peace Education through Art Content Explorer」の頭文字をとって「PEACE」と名付けました。
「PEACE」利用方法
作家・作品、授業案について、サンプルページで大まかな内容をご覧いただけます。
「授業案の詳細を知りたい」「鑑賞プログラムを実践したい」という方は、利用希望日の2週間前までにフォームよりお申し込みください。後日、当館よりログインに必要なパスワードをご連絡します。