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長崎県美術館

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出品履歴

絵画 ( 1936年)

Painting 作品詳細

ジュアン・ミロ Joan MIRÓ
作品解説
© Successió Miró / ADAGP, Paris & JASPAR, Tokyo, 2023 G3258 ミロは、1936年の夏から秋にかけて、同じサイズ(108×78 cm)のメゾナイト(木屑を固めた合板)を支持体とする27点の作品に取り組んだ。これはそのうちの1点で、油彩やカゼイン塗料、タール、砂などさまざまな材料を使って描かれている。ミロ自身は「とてもがっしりした素材」であるメゾナイトに描かれたこれらの絵には、「強い表現力と、強い素材の力がある」と語っている(ピエール・マティス宛て1936年9月28日付の手紙より)。本作品において、画面中央のやや右上には複数の穴が開けられ、下部中央の黒い円形のモティーフの内部には、強い圧力をかけたと思しき凹みがある。ミロがここで、素材そのものの表現力を追求しようとしたことは明らかである。
 再びミロの言葉を引用すると、「もし石のかけらが画面から落ちたとしても、あまり気にすることはありません。そのことはもともと計算済みですから。石が落ちれば、それによってこの近作から美しいオブジェとしての性質が失われ、力がいっそう強くなります。絵の表面は崩れかけた古い壁のようになり、造形的な表現力は非常に強烈なものになるでしょう」(ピエール・マティス宛て1936年11月16日付の手紙より)。このように粗野な素材を用いた作品が描かれたことには、ファシズムの台頭(1936年7月にはスペイン内戦が勃発する)が関連していると考えられている。こうした表現は、第二次大戦後に顕在化する、フォートリエやタピエスらの「物質としての絵画」を予告しているといえるだろう。

 
展覧会名 会期 会場
ミロ展―日本を夢みて 22/07/16 ~ 22/09/04 富山県美術館
ミロ展―日本を夢みて 22/04/29 ~ 22/07/03 愛知県美術館
ミロ展―日本を夢みて 22/02/11 ~ 22/04/17 Bunkamura ザ・ミュージアム
戦争と平和展 15/07/12 ~ 15/09/19 広島県立美術館
ダリの宇宙とシュルレアリスムの巨匠展 06/01/28 ~ 06/03/31 愛媛県美術館
開館30周年記念 西洋の誘惑 04/09/07 ~ 04/11/12 群馬県立近代美術館

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