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A・サイント=アウビンの肖像 ( 1912年)

Portrait of A.Saint-Aubin 出品履歴

ホアキン・ソローリャ Joaquín SOROLLA Y BASTIDA
作品解説
  《プラディーリャの肖像》(No.19)とは対照的に、ソローリャの典型的なスタイルによる人物頭部の習作である。ダイナミックだが確実に造形を把握し、引き締まった精悍な表情を作り出す頭部の筆致は、画家の高い技量を示すものだろう。
 像主のアレハンドロ・サイント=アウビン(1857-1916)はアンヘル・リスカーノに学び風俗画を手掛けた画家であったが、むしろ美術批評家・ジャーナリストとして名を馳せた。ソローリャの作品についても、好意的な文章を残している。現在、ソローリャの手によるサイント=アウビンの完成した肖像画の存在は確認されていない。しかし、子犬を抱えた彼の両手を描いた習作が知られており、須磨はマドリードでこれも所蔵していた(現在は個人蔵)。《愛情》と題されたその作品は1899年の年記を持ち、本作下部には「1912」との書き込みがあるが、その年代の差異については今後の研究が必要である。
 
作品詳細
素材・技法 油彩・カンヴァス
素材・技法(英文) Oil on canvas
サイズ 74.2×47.2cm
コレクション名 須磨コレクション
備考 須磨No.184
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