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長崎県美術館

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静物 ( 1919(大正8)年)

Still Life 出品履歴

横手貞美 Sadami YOKOTE
作品解説
  作品裏面に1913年10月31日に他界した父・嘉一への言葉が書きこまれている。

「此乃画を亡き父上乃霊に捧ぐ
大正八年十一[ママ]月三十一日
父上ノ命日是画く
貞美
まずい絵だ 然し此の絵は俺の血と俺の靈とを/打ち込んで画いたものだ
俺は病気になった。しかし出来上ったと云う愉快さ□遂に病苦に打勝ったのだ 其乃時俺は思った 藝術の有難さは其處に存在するのだと
今後も俺は此の気持を忘れずに画きたいと思う
亡き父上に此の喜びを申し上げたい□□俺の今の心にみなぎっているが如何ともしようがない
ただいずくともなく父上の霊に此の絵を捧げるばかりだ
父上よ喜んで下さい 私は自分をいつわらず藝術の為に生きていますから
貞美記。」

【展覧会歴】
「横手貞美展」長崎県立美術博物館、1971年、no.1「静物」
「長崎の美術5 未完の青春―横手貞美」長崎県美術館、2013年、no.2

【掲載文献】
尼子かずみ『沈黙のしずく 画家・横手貞美の生涯』郁朋社、2007年、p.8
『長崎の美術5 未完の青春―横手貞美』(展覧会図録)長崎県美術館、2013年、pp.15、180(no.3)

 
作品詳細
素材・技法 油彩・カンヴァス
素材・技法(英文) Oil on canvas
サイズ 48.7×59.4 cm
コレクション名  
備考  
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