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作家詳細

江上瓊山 / エガミ ケイザン (1862~1924年)

Keizan EGAMI

作家解説

明治期の長崎を代表する南画家であり書家。1862(文久2)年長崎市東中町の唐津藩邸に生まれる。名は景逸。字は希古、瓊山と号す。別号に墨隠、数峰道人。旧姓鎌田、幼名、辰三郎。18歳頃より、幕末三筆のひとり鉄翁の流れを汲む守山湘颿(しょうはん)に南画を、岡田篁所(こうしょ)に書を学んだ。警察の辞令書き、長崎市立商業学校習字教師をへて、懇意にしていた大森鐘一(しょういち)長崎県知事(任期:1893-97年)が京都府知事に就任(任期:1902-16年)したのにともない、1905(明治38)年に京都師範学校教師として招聘される。また後に、瓊山は大森知事の依頼を拝命し明治天皇・皇后への献上画四君子四幅対を揮毫している。京都移住の前年には中国に遊び名蹟を訪ね、京都においても、亡命清人である羅振玉や富岡鉄齋、桑名鐡城、犬養毅などとの交流の中で風雅を極めた。高島屋呉服店などで積極的に作品を発表し、1913(大正2)年には、伝王羲之《遊目帖(蜀都帖)》を所有していたことでも知られる広島の蒐集家・安達万蔵らによって広島でも「瓊山書画展覧会」が開催された。同図録に掲載されている瓊山作品の多くが安達や広島周辺の個人蔵となっていることから、残念ながらその多くが原爆で消失した可能性が考えられる。息子の瓊岳(1895-1977)も、富岡鉄斎らに学び、南画家として熊本県八代市を拠点に活躍した。

作品一覧
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青緑松林山水図 (1909-14(明治42-大正3)年)
Landscape with Pine Grove
江上瓊山
Keizan EGAMI
素材・技法:絹本着色
青緑松谿孤亭図 (1912(大正元)年)
Landscape with Pine Grove and Arbor
江上瓊山
Keizan EGAMI
素材・技法:絹本墨画淡彩
山水図 (1909(明治42)年)
Landscape
江上瓊山
Keizan EGAMI
素材・技法:絹本墨画
雲峰飛瀑図 (1909(明治42)年)
View of Mountains and Waterfall with Clouds
江上瓊山
Keizan EGAMI
素材・技法:絖本墨画
前後赤壁賦 (1922(大正11)年)
An ode to Chibi
江上瓊山
Keizan EGAMI
素材・技法:絹本墨書
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