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作家詳細
井川惺亮 / イカワ セイリョウ (1944年~)
Seiryo IKAWA
作家解説
内モンゴル自治区に生まれるが、終戦後帰国し幼少期を愛媛県越智郡で過ごす。東京芸術大学大学院修了後フランスに留学(1975-79年)し、マルセイユ美術学校で「シュポール/シュルファス(支持体/表面)」の代表的作家であるクロード・ヴィアラに師事する。赤、青、黄の三原色とそこから派生した色彩を用いてシステマティックに着彩する手法はこの頃確立された。留学時代から絵画の本質を問い続けていた井川は、通常の絵画の形態を解体し再構築する試みを帰国後も展開する。1984年に長崎大学教育学部の教員となったのを機に拠点を長崎へと移し、地域と美術を結びつける活動を積極的に行うようになる。廃材にも目を向け、使い古された家具や道具類、空き箱、折れた枝などに着彩した作品を発表している。素材と対話することによって生み出される作品は一様に「Peinture(パンチュール=仏語で絵画の意)」と題され、時に壁から離れ空間を漂う立体作品となり、また壁に飾られる作品へと戻っていくように、その姿は変化し続けている。
作品一覧
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箱助、幾何形体による
(1970(昭和45)年頃)
Hakosuke, Expressed in Geometric Shape 井川惺亮 Seiryo IKAWA 素材・技法:油彩・カンヴァス |
ヴィリジャンの句読点―2
(1971-74(昭和46-49)年)
Interpunction of Viridian 2 井川惺亮 Seiryo IKAWA 素材・技法:油彩・カンヴァス |
Peinture(絵画)
(1976(昭和51)年)
Peinture (Painting) 井川惺亮 Seiryo IKAWA 素材・技法:アクリル・布 |
Peinture(絵画)
(1978(昭和53)年)
Peinture (Painting) 井川惺亮 Seiryo IKAWA 素材・技法:アクリル・布 |
Peinture(絵画)
(1981(昭和56)年)
Peinture (Painting) 井川惺亮 Seiryo IKAWA 素材・技法:アクリル・布 |
Peinture(絵画)
(1982(昭和57)年)
Peinture (Painting) 井川惺亮 Seiryo IKAWA 素材・技法:アクリル・木枠、紐 |
Peinture
(1992(平成4)年)
Painting 井川惺亮 Seiryo IKAWA 素材・技法:アクリル・紙 |
Peinture(絵画)
(1995-11(平成7-23)年)
Peinture (Painting) 井川惺亮 Seiryo IKAWA 素材・技法:アクリル・シコクコピータコ糸 |