長崎の現代作家4 井川惺亮

展覧会名
長崎の現代作家4 井川惺亮
会期
2011年4月16日(土)~6月26日(日)
会場
常設展示1
主催者
長崎県美術館
概説
長崎の現代作家シリーズの第4弾として、今回は長崎を拠点に独自の活動を続ける井川惺亮(いかわせいりょう/1944- )を紹介します。
井川惺亮は東京藝術大学大学院修了後フランスに留学し、「シュポール/シュルファス」※1の画家クロード・ヴィアラに師事します。赤、青、黄の三原色とそこから派生した既成の色彩を用いて布地や紙にシステマティックに着彩する手法はこの頃確立されました。1984年に長崎大学教育学部の教員となり、以降は長崎を拠点に活動しています。本展覧会では、井川の代表作でもある「うずまき」を中心に、初期の平面作品から最近作まで厳選して展示します。[作品数:約15点]

※1 シュポール/シュルファス(支持体/表面)
1960年代末から1970年代初めにかけて南仏とパリで起こった絵画の既成概念を問い直す運動。1970年にヴァンサン・ビウレス、マルク・ドゥヴァド、ダニエル・ドゥズーズ、パトリック・セトゥール、アンドレ・ヴァランシ、クロード・ヴィアラが開催したグループ展にその名の由来がある。彼らの多くは、木枠に貼られたカンヴァスを用いず布や木、綱などに着彩した。ヴィアラは1971年末にシュポール/シュルファスのグループを脱退している。

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