津上みゆき展「View ― 人の風景」
概要

会期 | 2019年08月03日(土) ~ 2019年10月09日(水) |
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開館時間 | 10:00~20:00(最終入場19:30) |
休館日 | 9月9日(月)、24日(火) |
会場 | 常設展示室 第1・2室 |
「View」と冠せられた風景画を一貫して描いてきた画家・津上みゆきは、2003年にVOCA賞を受賞、その後も国内外の数多くの美術館やギャラリーで発表の機会を持つなど、近年ますます注目を集めている作家です。様々な場所に足を運ぶなかで出会った風景との対峙の証であるスケッチを起点として描き起こされる作品群は、土地それぞれの自然や風土にまつわる記憶と経験を内包し、独自のよどみない絵画世界を提示しています。
津上は、2018年度に朝日新聞紙面で連載された朝井まかてによる小説『グッドバイ』の挿画制作を機に、長崎に取材した連作に取り組みました。画家にとって九州の美術館で開かれる初めての個展となる本展では、それらの原画全54点に加え、江戸時代より続く秋の大祭・長崎くんちの風景を描いた二枚一組の横幅6メートルにも及ぶ大作など、画家と長崎とのたゆまぬ対話が実を結んだ絵画がスケッチとともに多数展示されます。みずみずしい色彩やかたちをまとう津上の作品は、私たちが目にした実景や各々の心の内に秘められる場所の記憶など、風景にまつわる多種多様なイメージを呼び起こし、描かれた地そのものを見つめ直すきっかけを与えてくれることでしょう。長崎の風景との新たな出会いが待つ本展をぜひお楽しみください。
作品紹介
《View, the passage of time, Nakashimagawa River, 1:10pm 8 Oct 18 / 2019》2019年(二枚一組)、顔料・アクリル・その他/カンヴァス 撮影:三嶋一路
《View, passing time, Nabekanmuri-yama, 4pm 16 Mar 18 / 2019》2019年、顔料・アクリル・その他/カンヴァス
《Higashiyamate, 16 Mar. 2018, 1:40pm》2018年、水彩・色鉛筆・鉛筆/紙 撮影:三嶋一路
《From Ioujima, 18 Mar. 2018》2018年、水彩・アクリル・色鉛筆・パステル/紙 撮影:三嶋一路
《From Nabekanmuri-yama, 16 Mar. 2018, 4pm》2018年、水彩・色鉛筆・鉛筆/和紙 撮影:三嶋一路
基本情報
観覧料
一般 | 400円(320円) |
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大学生・70歳以上 | 300円(240円) |
小中高生 | 200円(160円) |
・コレクション展(全5室)全体の料金です。
・県内在住の小中学生無料。
・( )内は15名以上の団体割引料金。
・月曜日は団体料金で入場できます。
・学校行事の一環として、県内の小・中・高・特別支援学校生が利用する場合は、引率の教員を含め、無料。
・障害者手帳保持者及び介護者1名は無料。
・「名探偵コナン 科学捜査展」のチケットでも観覧できます(期間限定招待券を除く/会期中に限る)。
主催等
主催 | 長崎県、長崎県美術館 |
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後援 | 長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎市立図書館、長崎新聞 社、西日本新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、NBC長 崎放送、KTNテレビ長崎、NCC長崎文化放送、NIB長崎国際テレビ、長崎 ケーブルメディア、エフエム長崎 |
助成 | 公益財団法人朝日新聞文化財団 |
企画協力 | ANOMALY |