荒木十畝―大村市所蔵作品による
概要
会期 | 2019年04月25日(木) ~ 2019年06月23日(日) |
---|---|
開館時間 | 10:00~20:00(最終入場19:30) |
休館日 | 5月13日(月)、27日(月)、6月10日(月) |
会場 | 常設展示室 第1・2室 |
現在の大村市(当時:長崎県東彼杵郡大村久原郷)に大村藩士・朝長兵蔵の次男として生まれた荒木十畝(本名:悌二郎、1872-1944)は、明治25(1892)年荒木寛畝に入門、翌年には寛畝の娘と結婚し「十畝」の号を授けられます。明治28(1895)年、日本美術協会展で一等褒状を受賞し頭角を現すと、以降、日本画会や読画会といった画会の設立にも参加して存在感を強めていきます。当時の日本画壇は、横山大観、菱田春草らを擁する日本美術院をはじめ、様々な主義主張を掲げる団体が登場し、大きなうねりをみせていました。このような状況のなか、十畝は明治40(1907)年設立の正派同志会の幹事長となるなど、いわゆる旧派系画家の代表格と目されるようになりますが、制作のうえでは守旧漸進主義ともいうべき立場をとり、伝統的な画法を基礎としながら、新たな表現を模索し続けました。
十畝ゆかりの地である大村市には、掛軸、屏風などの絵画作品に加えて、写生帖や下絵など、制作の背景に迫ることのできる貴重な作品・資料が所蔵されています。これら資料には、十畝のみずみずしい感覚が率直に表現されており、それ自体が作品としての魅力を湛えています。
本展では、大村市が所蔵する貴重な作品・資料を通して、十畝の絵画世界に迫ります。
作品紹介
《花鳥画金屏風》(左隻)大正7(1918)年 大村市蔵
《花鳥画金屏風》(右隻)大正7(1918)年 大村市蔵
《松鷹図》昭和3(1928)年 大村市蔵
《芦雁・松にかささぎ》(左隻) 大正4(1915)年 大村市蔵
基本情報
観覧料
一般 | 400円(320円) |
---|---|
大学生・70歳以上 | 300円(240円) |
小中高生 | 200円(160円) |
・コレクション展(全5室)全体の料金です。
・県内在住の小中学生無料。
・( )内は15名以上の団体割引料金。
・4/29、5/6、20、6/3、17(いずれも月曜日)は団体料金で入場できます。
・学校行事の一環として、県内の小・中・高・特別支援学校生が利用する場合は、引率の教員を含め、無料。
・障害者手帳保持者及び介護者1名は無料。
・「奇蹟の芸術都市バルセロナ展」のチケットでも観覧できます(会期中に限る)。
主催等
主催 | 長崎県、大村市教育委員会、長崎県美術館 |
---|---|
後援 | 長崎市、大村市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎県立長崎図書館、長崎市立図書館、長崎新聞社、西日本新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、NHK長崎放送局、NBC長崎放送、KTNテレビ長崎、NCC長崎文化放送、NIB長崎国際テレビ、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎 |