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長崎県美術館

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フエンテス伯爵 ( 1600年頃)

The Count of Fuentes 出品履歴

フアン・パントーハ・デ・ラ・クルス Juan PANTOJA DE LA CRUZ
作品解説
  上半身に甲冑と赤いサッシュをまとい、ラフ(ひだ襟)を着けた人物が、黒い背景の前に厳格にかしこまったポーズで立っている。空間はカーテンや机といった限られた数の装置で簡素に演出され、落ち着いた重厚な雰囲気が醸し出されている。過度に豪華さを誇示しない、簡潔にして剛健な形式と表現は、威厳と荘重さによって人物(の地位や権力、そして性格)を表象することを好んだスペイン・ハプスブルク朝宮廷肖像画の特徴である。
 作者と目されるファン・パントーハ・デ・ラ・クルスは、フェリペ2世および3世の宮廷肖像画家として功績を残した。像主は、初代フエンテス伯爵ことドン・ペドロ・エリンケス・デ・アセード(1525-1610)である。彼はスペイン軍の軍人で、それ故に右手に指揮棒を持ち、机の上には兜が置かれている。伯爵は1596年にフランドルから帰国し、1600年にミラノ総督として旅立つ間スペインに滞在しており、その際に宮廷画家であったパントーハにこの肖像を描かせたと考えられる。
 本作のカンヴァス左下に記された748という番号は、フェリペ4世の忠臣で大美術収集家であった初代レガネス侯爵ことドン・ディエゴ・メヒア・デ・グスマン・イ・ダビラ(c.1580-1655)のコレクションの所蔵番号である。
 
作品詳細
素材・技法 油彩・カンヴァス
素材・技法(英文) Oil on canvas
サイズ 213×99cm
コレクション名 須磨コレクション
備考 須磨No.1371(80)
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