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人気闘牛士たち ( 1914年)

Idols 出品履歴

ダニエル・バスケス・ディアス Daniel VÁZQUEZ DÍAZ
作品解説
© Daniel Vázquez Díaz VEGAP Madrid & JASPAR Tokyo, 2022 G2900 バスケス・ディアスは1906年から18年まで基本的にパリのモンマルトルを拠点に活躍し、その間に闘牛をテーマとした多くの作品を制作している。本作はその中でも大規模で重要な1点であり、1913年スペインに帰国中に生地ネルバで主に制作、そして翌年パリで完成、発表された。
前景に5人の闘牛士が思い思いの格好で並び、その後には馬に乗ったもう2人が描かれている。とりわけ目を惹くのは表現主義的な鮮烈さを発散する衣装の色彩であるが、中央の人物が身に着けている緑と金の上着は、セビーリャで活躍した名闘牛士ボンビータことリカルド・トーレスが身に着けていたものだ。「残酷でありながら粋」な闘牛の多面性を表現せんとしたバスケス・ディアスは、1912年に描かれた《闘牛士の死》(レイナ・ソフィア芸術センター、マドリード)のいわば対作として本作を構想していたようである。前者が闘牛士の遺体に対面する人々を描いた悲劇的場面であるのに対し、《人気闘牛士たち》は闘牛の「粋」な側面を強調するもので、故に陽気で祝祭的な雰囲気が際立っている。
こうした華やかなスペイン的異国情緒が、パリの観衆を容易に魅了したことは想像に難くない。しかしバスケス・ディアスにとって、この作品は決して海外での人気取りのための作品ではなく、複数人物から成るモニュメンタルな大画面構図への挑戦であった。逸話的な要素を排し、人体のフォルムのみを核として複雑な絵画空間を造形的に構築せんとする彼の絵画は、その後ラ・ラビダのサンタ・マリア修道院のフレスコ壁画サイクル《発見の詩》(1929-30年)などに結実していく。
 
作品詳細
素材・技法 油彩・カンヴァス
素材・技法(英文) Oil on canvas
サイズ 229×249cm
コレクション名 須磨コレクション
備考 須磨No.124
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