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作家詳細

エミリオ・サラ / サラ・イ・フランセス (1850~1910年)

Emilio SALA Y FRANCÉS

作家解説

サラは1850年、バレンシア州アリカンテ県のアルコイに生まれた画家である。バレンシアで叔父のプラシド・フランセスに学び、数度ローマとパリに留学し制作した。1889年にパリで制作した《ユダヤ人の追放(1492年)》(プラド美術館)は、19世紀スペイン歴史画のジャンルにおける傑作の一つに数えられる。サラはそうしたアカデミックなスタイルに長けた一方で、パリのアール・ヌーヴォーの香りを漂わせた瀟洒な装飾絵画も得意とした。高級社交クラブ、カシーノ・デ・マドリードの装飾プロジェクトは最晩年カジノ(1909-10年)に手掛けたが、完成させる前に歿した。またマドリードの王立サン・フェルナンド美術アカデミーの教授として活躍し、『色彩の文法』(1906年)と題された美術理論書を公刊するなど、当時のスペイン画壇において大きな影響力をふるった存在であった。

作品一覧
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幻想 (1883年)
Fantasía
エミリオ・サラ
Emilio SALA Y FRANCÉS
素材・技法:油彩・カンヴァス
カシ-ノ・デ・マドリードの装飾画の習作 (1909-10年)
Study for the Mural Decoration of the Casino de Madrid
エミリオ・サラ
Emilio SALA Y FRANCÉS
素材・技法:油彩・カンヴァス
パルド・バサン女伯爵 (19世紀末)
Countess of Pardo Bazán
エミリオ・サラ
Emilio SALA Y FRANCÉS
素材・技法:油彩・カンヴァス
裸婦 (19世紀末)
Female Nude
エミリオ・サラ
Emilio SALA Y FRANCÉS
素材・技法:油彩・カンヴァス
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