- 名称
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スペイン美術特別講演会「ゴヤの独創性とは何か」
- 会場
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ホール
- 期日
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2012年11月17日(土)15:00~17:00
- 主催
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長崎県美術館
- 概要
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スペイン美術研究者であり、長きにわたり全国の美術館運営に携わってこられた雪山行二氏による講演会を開催。独自の切り口によりスペイン近代美術を拓いた巨匠フランシスコ・デ・ゴヤの世界観を分かりやすく解説します。
講 師|雪山行二(富山県立近代美術館館長)
日 時|11月17日(土)15:00~17:00
場 所|ホール
定 員|先着100名
料 金|聴講無料
●講演概要
フランシスコ・デ・ゴヤ(1746‐1828)は、19世紀中葉にドラクロワやボードレールらフランスのロマン主義者たちによって称賛されて以来、あふれんばかりの想像力の持ち主、即興の天才、幻想の画家として知られてきました。しかし、いかに天才といえども「無」から「有」を生み出すことはできません。とりわけゴヤは社会から隔絶した孤高の存在ではなく、自己を取り巻く世界に敏感に反応した芸術家でした。この講演では代表作ともいえる《1808年5月2日、プエルタ・デル・ソルでの戦闘》、《1808年5月3日、プリンシペ・ピオの丘での銃殺》(1814年、プラド美術館蔵)の制作過程を追いながら、ゴヤの独創性のあり方について考えます。