長崎県美術館

コレクション展

「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」開催記念 荒木飛呂彦先生セレクション 椛島勝一展

概要

「太平洋魔城」のための挿絵原画 1939年 講談社蔵/長崎県美術館寄託
会期 2020年01月15日(水) ~ 2020年03月29日(日)
会場常設展示室 第4室

「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」開催を記念し、長崎県美術館では常設展示室において椛島勝一展を開催します。長崎県諫早市の出身である椛島勝一は、大正から昭和中期にかけて、主に少年誌を舞台に活躍した挿絵画家です。『少年倶楽部』(講談社)に連載された「敵中横断三百里」や「亜細亜の曙」など、当時の軍国主義を反映したドラマティックな小説の挿絵を描く一方で、大正期の『日刊アサヒグラフ』、続いて『朝日新聞』において挿絵を手がけた連載漫画「正チャンの冒険」は、日本最初期の吹き出し漫画として漫画史に残る極めて重要な作品です。長崎県美術館では、平成24年度に椛島家より原画作品・資料が寄贈され、さらに平成31年度に講談社より原画作品約650点が一括寄託されたのを機に、郷土ゆかりの作家として椛島勝一の調査研究を進めています。
 『ジョジョの奇妙な冒険』の初代担当編集者・椛島良介氏は、椛島勝一の孫にあたります。また荒木飛呂彦氏は漫画家になりたての頃、椛島勝一のペン画を参考にしていました。そうしたご縁によって今回の「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」の長崎での開催が実現しました。
 本展は荒木氏によって選び抜かれた34点の作品で構成されています。現代日本を代表する漫画家・荒木氏と、大正から昭和にかけて少年少女たちを熱狂させた挿絵画家・椛島勝一が、半世紀以上の時を超えて邂逅する稀有な機会となるでしょう。