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長崎県美術館

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名称 スペイン美術講演会 「《ゲルニカ》ゴヤからピカソへ―歴史の事実か芸術の真実か―」
会場 ホール
期日 2019年11月30日(土)14:00~(開場13:30)
主催 長崎県美術館
概要 本講演では歴史画の二大作《1808年5月3日》と《ゲルニカ》を取り上げ、スペインの二大巨匠、ゴヤからピカソへ継承される、「戦争画の神髄とは?」を考えます。
MoMA初代館長アルフレッド・バーの《ゲルニカ》メッセージ:
「《ゲルニカ》は現代の「ラオコーン」であり、「ゴルゴタの丘(カルヴァリー)」であり、最後の審判の絵であった。その象徴はバスクの小都の運命を超えて、ロッテルダムとロンドン、ハリコフとベルリン、ミラノと長崎-我らの暗黒時代を予言する。」(1946年)絵画作品は結局、歴史的事件(記録⇒史実)を超えたところ、芸術的真実(想像⇒創造)を究めんとするところに、その存在意義が見出されるのではないでしょうか。

講師|大髙保二郎(早稲田大学名誉教授)
定員|先着100名
料金|聴講無料

大髙保二郎
早稲田大学名誉教授。マドリード・コルプルテンセ大学哲・文学部大学院美術史に留学(1973-76 年)、早稲田大学大学院博士課程満期退学(1977 年)。専門はスペイン美術史、バロック美術。跡見学園女子大学、上智大学、早稲田大学各教授を歴任。
著作:ピカソ美術館 4『戦争と平和』(集英社)、『ゴヤ:戦争と平和』(新潮社)、『肖像画―姿とこころ』(共著、 集英社)、『ベラスケス―宮廷のなかの革命者』(岩波新書)、『スペイン美術史入門』(共著、NHKブックス)、『堀田善衞を読む』(共著、集英社)ほか。共編・訳書に『ゴヤの手紙―画家の告白とドラマ』(岩波書店)、『パチェーコ著『絵画芸術』』(スペイン・ラテンアメリカ美術史研究会)など。会田由翻訳賞(2011 年)、地中海学会賞(2018年)。


画像|フランシスコ・デ・ゴヤ《1808年5月3日、マドリード 銃殺刑》1814年、油彩/カンヴァス、268×347cm、プラド美術館
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