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長崎県美術館

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(vol.189)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メルマガ長崎県美術館

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○2019/11/1
INDEX

1) 館長コラム

2)展覧会情報
 ・クリスチャン・ボルタンスキー - Lifetime
 ・長崎とキリスト教
 ・荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋

3)ワークショップ
 ・満月BAR関連企画
   ワークショップ「月夜にかぶる帽子をつくろう」
  「ナイトミュージアムツアー」 
 ・ウィークエンドミュージアム<第5回>木片でつくるメモスタンド
 ・クリスマスの銅版画ワークショップ「本格エッチング体験」※事前申込制

4)イベント情報
 ・イブニングライブ

5)ミュージアムショップ
 ・クリスチャン・ボルタンスキー展オリジナルグッズ販売中


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1)館長コラム
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「台風など災害から文化財の救出を」 館長 米田 耕司
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 前号(メルマガ188号)に台風15号と17号に触れて書きました。
今回は違う話題で書くつもりでしたが、今回も災害と文化財について
書きます。私の記憶では、10月になってこんなにも台風が多い年は
初めてのことです。今回も出張で10月22日から東京と千葉に
行ってました。たまたま千葉に滞在すると、行くたびに毎回台風に
遭遇をしています。この2か月足らずの間に3度も台風の災禍に
直面しました。9月の台風15号で長期間の停電、19号では竜巻、
さらに先日の台風21号では低気圧の影響で河川が氾濫し洪水や
土砂災害などがありました。しかし、この時期に台風被害が東日本に
集中すること自体が珍しいことです。暴風や豪雨被害に遭遇し、
日本は大変な事態になったと危惧しています。一体いつから日本は
亜熱帯地域になったのでしょうか。約3週間前に上陸した台風19号は、
昨年7月の西日本豪雨を上回る被害で死者・行方不明者は90人を
超えました。またも雨台風で、千葉、茨城、福島など東日本を
中心とした豪雨でした。台風の爪痕がまだ残る被災地に今度は
10月25日、台風21号の影響で記録的な大雨が降り一部で
洪水になりました。台風21号は亜熱帯低気圧でした。25日は
千葉の市原市にいました。猛烈な雨が襲い、朝から降り続いた雨で
自宅近所の養老川など河川の氾濫や土砂崩れが全県的に起き、
避難注意報が発令され、その後相次ぎ死者が出ました。
近隣の市原市牛久では、12時間雨量が平年の1か月分を大幅に
上回る282.5ミリを記録し、半日で1か月分を超えるほどの
豪雨でした。そのため、JRは土砂が線路内に崩れ一部不通。
電車、バスなどの交通機関に多大なる混乱が生じ、交通にも影響が
及びました。この大雨で、この日(25日)の午後4時過ぎの
飛行機で長崎に戻るのが大変でした。普段は1時間半で行ける
羽田空港にタクシーなどを利用して倍以上かかってやっと到着しました。
台風21号に伴う記録的な大雨による死者は、26日千葉県と
福島県で計10人。行方不明が福島県で1人となっていました。
河川の氾濫は千葉など5県で27河川、土砂災害は千葉を中心に
4件16か所で確認されました。道路は冠水し、台風19号の
被災地を容赦なく襲いました。とにかく日本にかつてない
異常事態が発生しています。日々テレビ報道のような状況が
広域的に発生しています。
 翌26日美術館に出てきたら、川崎市市民ミュージアムの浸水被害が
大変だと連絡がありました。私は全国美術館会議(全美)の災害対策
委員会のメンバーですが、全美の仲間が、台風19号で被害を受けた
川崎市市民ミュージアムを救護するべく緊急調査に入りました。
現場報告には「(1)施設の被害=地階部分に雨水が大量に入り込んだ
ことにより、諸室(機械室、電気室、発電機械室)が水没し、
館内の電気設備や空調が使用不能となっている。(2)収蔵庫被害=
地階にあった9つの収蔵庫も浸水し、収蔵品にも浸水被害を確認した。」
と知らせがありました。10月25日、文化庁は「台風19号で
被災した川崎市市民ミュージアムへの支援について」を報道発表
しました。
 川崎市市民ミュージアムの収蔵品は総点数約259,800点
(平成30年3月31日現在)。その内訳は考古(約72,00件※)、
歴史(29,350件※)、民俗(約21,200点)、
美術文芸(約11,500点)、グラフィック(約10,000点)、
写真(20,250点)、漫画(約64,000件※)、
映画(約12,500点)、ビデオ(約19,000点)
〈註:※数表記の分野は、今後の調査研究により増加します。〉
 全国美術館会議はもとより東日本大震災で組織された文化財
レスキュー事業の経験を踏まえて、同館への支援活動の展開が
急務です。数十年、百年に1回の災害は、明日起きるかもしれません。
美術館仲間の窮地に力を合わせて支援する必要があります。


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2)展覧会情報
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■企画展示室
クリスチャン・ボルタンスキー - Lifetime
10月18日(金)-2020年1月5日(日)
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1960年代末から現在まで、歴史、記憶、死、不在をテーマとして活動を
続けるフランスの代表的作家ボルタンスキーの回顧展。半世紀にわたる
活動を紹介するとともに、展覧会全体をひとつの作品として提示する
試みです。明滅する光や心と身体を揺さぶる音響などが、私たちを生と
死をめぐるエモーショナルな旅に導きます。

詳しくは↓
http://www.nagasaki-museum.jp/exhibition/archives/1314


【関連企画ピックアップ】
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講演会
11月9日(土)14:00-15:30(開場13:30)
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講師|湯沢英彦(明治学院大学文学部フランス文学科教授)
会場|ホール
定員|先着100名
参加費|無料(ただし要本展観覧券)


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スライドレクチャー「ボルタンスキーをめぐる旅2」
11月17日(日)11:00-12:00(開場10:30)
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講師|福満葉子(長崎県美術館学芸専門監)
会場|講座室
定員|先着40名
参加費|無料

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担当学芸員によるギャラリートーク
11月16日(土)、12月7日(土)、12月21日(土)各日14:30-
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会 場|企画展示室
参加費|無料(ただし要本展観覧券)

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映画「クリスチャン・ボルタンスキーの可能な人生」上映
11月10日(日)、17日(日)、12月21日(土)、22日(日)、
2020年1月2日(木)-5日(日)各日13:00-18:00
*毎時00分から上映開始。最終は17:00から。
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ボルタンスキーの仕事と素顔に迫ったドキュメンタリー映画(制作:ARTE France他)を上映します。
監督:Heinz Peter Schwerfel/仏語(日本語字幕付き)/52分/2010年

会場|ホール
参加費|無料

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■常設展示室 第4室
長崎とキリスト教
11月12日(火) -2020年1月13日(月・祝)
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東松照明の写真、舟越保武の彫刻、小川緑の絵画など、
長崎とキリスト教の関係を物語る作品をご紹介します。


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■企画展示室
荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋
2020年1月25日(土)-3月29日(日)
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漫画家・荒木飛呂彦氏による「ジョジョの奇妙な冒険」は、1987年に
『週刊少年ジャンプ』で連載が開始され、2017年に誕生30周年を迎え
ました。シリーズ累計発行部数が1億部以上を記録している本作は、
ジョースター家の数奇な運命と因縁を中心に描かれ、その独特の手法や
世界観は多くのファンに支持されています。
本展では、豊富な肉筆原画をはじめ、多彩な展示物とともに、
その歩みと歴史をひもときます。東京・大阪の2会場で開催され
26万人以上が来場した史上空前のJOJOの祭典がついに九州に上陸します!

【関連企画】
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「荒木飛呂彦×初代担当編集者・椛島良介」特別対談会 ※抽選販売
2020年1月23日(木)開場13:30 開演14:00
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プレビューデイ ※抽選販売 ※入場時間指定制 ※来場記念品付
2020年1月24日(金)(1)10:00-12:50 (2)13:00-15:50 (3)16:00-19:30
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開催概要やチケット購入方法など詳しくはこちら↓
「荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋」
<長崎会場>公式サイト http://jojoex-nagasaki.com/


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3)ワークショップ
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「満月BAR」関連企画
ワークショップ「月夜にかぶる帽子をつくろう」
11月9日(土)15:00-21:00(20:30まで随時受付)
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「満月BAR」は、長崎の大学生が中心となり企画した音楽やダンス、
アートとともにお酒や料理を楽しむイベントです。
関連企画としてワークショップを開催!
いろいろな紙やパーツを自由に組み合わせて、イベント「満月BAR」で
かぶる帽子をつくります。

会 場|エントランスロビー
対 象|子どもから大人まで(小学生以下は保護者同伴)
受 付|当日随時 
参加費|無料

http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=4234&command=education

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「満月BAR」関連企画
「ナイトミュージアムツアー」
11月9日(土)19:00-19:45 ※10分前に集合場所へお越しください。
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展示室やふだん入ることのできないバックヤード、そして長崎港を
一望できる屋上庭園などをゆっくり散策します。

集合場所|エントランスロビー受付横
定 員|15名(先着順)
対 象|子どもから大人まで ※小学生以下は保護者同伴
参加費|無料

http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=4235&command=education

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ウィークエンドミュージアム<第5回>木片でつくるメモスタンド
11月23日(土・祝)16:30-19:00
11月24日(日)10:00-12:00、13:30-16:00
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月に一度、週末にワークショップを開催する企画「ウィークエンド
ミュージアム」。第5回は、いろいろな形の木片にやすりをかけたり色を
つけたりして、オリジナルのメモスタンドをつくります。

会場|アトリエ
対象|子どもから大人まで(小学生以下は保護者同伴)
参加費|ひとり100円
制作時間|30-60分程度(目安)
※当日随時受付(最終受付は、各回終了30分前)
申込方法など詳しくは↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=4230&command=education


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クリスマスの銅版画ワークショップ「本格エッチング体験」※事前申込制
12月7日(土)14:00-16:00
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銅版画家 池田俊彦氏をお招きし、銅版画の技法「エッチング」を
わかりやすく教えていただきます。
2時間で腐食から刷りまでを体験できる講座です。

講 師|池田俊彦(銅版画家/南島原市アートビレッジ・シラキノ エデュケーター)
会 場|アトリエ
対 象|中学生以上
参加費|500円
定 員|10名
申込締切|11月26日(火)必着

申込方法など詳しくは↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=4238&command=education



4)イベント情報
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イブニングライブ
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週末の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でます。

※入場無料
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○イブニングライブ by 活水女子大学
11月10日(日)(1)16:00-16:30 (2)18:00-18:30
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=4180&command=lecture
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○イブニングライブ by 長崎大学
11月24日(日)(1)16:00-16:30 (2)18:00-18:30
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=4181&command=lecture
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5)ミュージアムショップ
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クリスチャン・ボルタンスキー展オリジナルグッズ販売中!
期間限定|2020年1月5日(日)まで
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1Fのミュージアムショップでは、現在開催中の企画展「クリスチャン・
ボルタンスキー - Lifetime」の図録のほか、クリアファイル、マグカップ、
Tシャツなど、本展出品作品の画像やオリジナルロゴが入ったグッズを
販売しています。本展鑑賞記念にいかがですか?

展覧会図録 3,000円+税
クリアファイル(3種) 各360円+税
ロゴマグカップ(黒・白) 各1,500円+税
ロゴTシャツ(黒・白) 各2,600円+税

https://twitter.com/nagasaki_museum/status/1189831602878046208


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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【開館時間】10:00-20:00 ※1月2日、3日は18:00まで
【休館日】第2・第4月曜(祝日の場合は翌火曜)
     ※年末年始の休館日 12月29日-1月1日

《長崎県美術館メールマガジン》
 配信中止・配信先変更は、以下のホームページからアクセスできます。
http://www.nagasaki-museum.jp/

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