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長崎県美術館

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(vol.176)━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

メルマガ長崎県美術館

□━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━○2018/11/30
INDEX


1) 館長コラム

2)展覧会情報
 ・長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 世界文化遺産登録記念
  クアトロ・ラガッツィ 桃山の夢とまぼろし
  -杉本博司と天正少年使節が見たヨーロッパ
 ・新収蔵展
 ・舟越保武-長崎26殉教者記念像のためのドローイング

3)連続レクチャー:コレクション・イン・フォーカス
 ・第7回「舟越保武と長崎」

4)イベント情報
 ・クリスマスイルミネーション
 ・イブニングライブ
 ・クリスマスえほんコンサート
 ・日・中・韓国際交流演奏会
 ・クリスマスコンサート

5)ミュージアムショップ
 ・蔦屋のお菓子


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1)館長コラム
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「クアトロ・ラガッツィ 桃山の夢とまぼろし」 館長 米田 耕司
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明日からは師走です。いつの間にか立冬も過ぎて、クリスマス商戦や
年賀状などテレビCMなどが飛び交う季節となりました。慌ただしく
季節は巡り冬到来です。高浜虚子の名吟「去年今年(こぞことし)
貫く棒の如きもの」の季節です。
「行く年、来る年」は、歳末・年末の季語。「去年、今年」は新年の季語。
この句で去年と今年のつながりは「一本の棒の如きもの」と実感される
ようになりました。川端康成はこの句の感想を「名句が詠まれて、
その季語の価値が定まり、その意味やニュアンスが引き立ってくる。
この句がつくられてから去年と今年のつながりは『一本の棒』の如き
ものと実感されるようになった。『棒』とは人を食った形成である。
禅の一喝に遭ったようだ。」と言っています。
今年の7月に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の
世界文化遺産登録されたことを記念して11月23日から企画展
「クアトロ・ラガッツィ 桃山の夢とまぼろし-杉本博司と天正少年
使節が見たヨーロッパ」(~1月27日)が始まりました。
クアトロ・ラガッツィとはイタリア語で「4人の少年」の意味。
国際的に活躍されている現代美術家の杉本博司さんは2015年に
北イタリアのヴィチェンツアにあるオリンピコ劇場を訪ね、
伊東マンショや千々石ミゲルら天正少年使節団が訪れたことを
物語る16世紀のフレスコ画と出会います。以降、この出会いを
きっかけにイタリアでの使節の足取りを調べた杉本さんは、
自分がすでに少年たちが訪れた幾つかの場所を撮影していたことを知り、
意識的に彼らの足取りを巡って撮影を重ねられました。それは天正少年
使節の足跡を巡る旅であると同時に、日本と西洋を往還してきた
杉本さん自身の精神と出自を訪ねる旅ともなりました。本展は、
杉本さんによる天正少年使節関連の新作群(「海景」シリーズを
含め全28点)を、使節関連の貴重な史料や同時代の南蛮美術、
キリシタン美術等(全58点)と共に展観しています。
当長崎県美術館は、使節一行が1582年に出港し、8年後の
1590年に帰還した地・長崎港を望む地に建っています。
まさにその場所において、「杉本博司と4人の少年たちのまなざし」を
400年の時を越えて重なり合わせる本展は、近世の幕開けに起きた
東西の文化衝撃の鮮烈なありようを見つめ直すまたとない機会となる
ものと信じています。どうぞ、時空を超えて美の深奥をお楽しみください。

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2)展覧会情報
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■企画展示室
長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産 世界文化遺産登録記念
クアトロ・ラガッツィ 桃山の夢とまぼろし
-杉本博司と天正少年使節が見たヨーロッパ
11月23日(金・祝)- 2019年1月27日(日)※会期中、一部展示替えあり
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世界的に活躍する現代美術家の杉本博司が、天正少年使節のイタリアでの
足跡を追って撮影した新作シリーズを紹介する展覧会です。
桃山-江戸時代の日本美術および天正少年使節関係史料も併せて展示します。
無限に豊かな階調と細部を持つ杉本の大型作品と、長崎の「岬の教会」を
描いた《南蛮渡来風俗図屏風》(公益財団法人阪急文化財団 逸翁美術館)や
ローマのジェズ教会が保管する3点の日本殉教図を始めとする貴重な
作品・史料との対話をぜひご覧下さい。

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/exhibition/archives/1047

【関連企画ピックアップ】
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活版印刷でクリスマスカードをつくろう
12月1日(土)16:30-19:00
  2日(日)10:30-12:00、13:30-16:00
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日本で初めて活版印刷を行なったのは天正遣欧使節に随行した諫早出身の
コンスタンチノ・ドラードでした。使節がヨーロッパから持ち帰った
活版印刷機を使い、南島原の加津佐町で教理書などの印刷を行なった
ドラードにちなんで、教会の写真や聖歌などを印刷してクリスマス
カードを作ります。

会場|アトリエ
受付|当日随時※最終受付は各回終了30分前
対象|子どもから大人まで※小学生以下は保護者同伴
講師|中川たくま(ブルームーンデザイン事務所)
参加費|100円

http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3945&command=education

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「視覚障害者とつくる美術鑑賞ワークショップ」*事前申込制
12月22日(土)10:30-12:30
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視覚障害者のナビゲートのもと、見える人と見えない人とが「対話」を
通して一緒に作品を鑑賞します。障害の有無に関わらず、どなたでも参加いただけます。

申込方法など詳しくは↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3946&command=education

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「銀塩写真による撮影と現像体験」*事前申込制
2019年1月12日(土)10:30-12:30、13日(日)10:30-12:30、13:30-16:30
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現在、多くの写真が撮影から現像までデジタル処理で作られる中、
杉本博司氏は昔ながらの銀塩写真にこだわり作品を制作しています。
その銀塩写真を撮影から現像まで体験できるワークショップです。
写真は白黒写真です。

申込方法など詳しくは↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3947&command=education


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■常設展示第1・2室
新収蔵展
11月27日(火)-2019年1月14日(月・祝)
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近年新たにコレクションに加わった作品の中から、
これまであまりご紹介できていなかったものを中心に展示します。

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/480

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■常設展示第4室
舟越保武-長崎26殉教者記念像のためのドローイング
11月27日(火)-2019年2月11日(月・祝)
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長崎市西坂に建つ《長崎26殉教者記念像》(1962)は彫刻家・舟越保武の
代表作です。本展では、その制作過程において描かれた一連の
ドローイングの魅力をお伝えします。

詳しくはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/permanent/archives/483


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3)連続レクチャー:コレクション・イン・フォーカス
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第7回「舟越保武と長崎」
12月16日(日)11:00-(約45分)
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彫刻家・舟越保武(1912-2002)と長崎とのつながりを、
当館所蔵品に触れながらご紹介します。


講師|野中 明(長崎県美術館学芸員)
会場|講座室
定員|先着40名
◎聴講無料、当日受付

年間のスケジュールはこちら↓
http://www.nagasaki-museum.jp/news/archives/33

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4)イベント情報
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クリスマスイルミネーション
12月1日(土)-2019年2月19日(火) 17:00-22:00
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ライトアップされた美術館と中央を流れる運河沿いのイルミネーションが
幻想的な空間に演出します。また屋上庭園からの夜景もおすすめです。
12月24日(月・振)までは、エントランスロビーにクリスマスツリーも
登場します。

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イブニングライブ
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週末の夕方から夜にかけて活水女子大学音楽学部と
長崎大学教育学部の音楽家のみなさんが素敵な音楽を奏でます。

※入場無料
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○イブニングライブChristmas special by活水女子大学
12月9日(日)(1)16:00-16:30 (2)18:00-18:30
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3880&command=lecture
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○イブニングライブChristmas special by長崎大学
12月16日(日)(1)16:00-16:30 (2)18:00-18:30
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3885&command=lecture
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クリスマスえほんコンサート
12月16日(日)(1)11:00-(約40分) (2)14:00-(約40分)
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音楽の生演奏とともに絵本の読み語りをお届けします。
0歳の赤ちゃんから大人まで楽しんでいただけるえほんコンサートです。

会場|ホール
読み語り|モトアナママブ(高月晶子、佐藤利恵)
音楽|中島千智、江頭玲衣 
※会場(ホール)には10:30-15:00まで出入り自由。絵本が読めます。
※入場無料

詳しくは↓
http://www.nagasaki-museum.jp/museumInet/sca/eveScheduleView.do?id=3958&command=lecture

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日・中・韓 国際交流演奏会
12月20日(木)18:00- 
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会場|エントランスロビー
出演|上海師範大学音楽学院、昌原大学校芸術大学、活水女子大学音楽学部、
   長崎大学教育学部
※入場無料

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クリスマスコンサート
12月24日(月・振)15:00- 
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会場|エントランスロビー
出演|女声合唱団 Fortuna、諫早高校コーラス部
※入場無料

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5)ミュージアムショップ
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蔦屋のお菓子
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ミュージアムショップでは、期間限定で蔦屋のお菓子を販売中です。
文亀2年(1502年)に創業した蔦屋は、平戸の歴史ある和菓子店です。
期間中は、平戸名物のカスドースをはじめ、南蛮渡来の伝統菓子を販売します。
平戸の地で500年以上も愛され続ける味を、ぜひこの機会にご賞味ください。

販売期間|2019年1月27日(日)まで

https://twitter.com/nagasaki_m_shop/status/1067639100155392000


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《お問合せ》長崎県美術館 長崎市出島町2-1 tel095-833-2110
【開館時間】10:00-20:00 ※1月2日、3日は18:00まで
【休館日】第2・第4月曜(祝日の場合は翌火曜)
     ※年末年始の休館日 12月29日-1月1日

《長崎県美術館メールマガジン》
 配信中止・配信先変更は、以下のホームページからアクセスできます。
http://www.nagasaki-museum.jp/

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