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長崎県美術館

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聖グレゴリウスのミサ ( 16世紀後半)

The Mass of Saint Gregory 出品履歴

作者不詳(ホルヘ・イングレス?) Unknown (INGLÉS, Jorge?)
作品解説
  聖グレゴリウス(5 4 0 ?〜6 0 4 )は大グレゴリオともいい、キリスト教の聖人のなかの4 人のラテン(西方教会)の教父の一人。教皇として傑出した指導力を発揮し、ローマ教会の典礼形式とその音楽(グレゴリオ聖歌)を確立した。聖職者の独身制を制定し、イングランドにカンタベリーのアウグスティヌス以下の伝導者を派遣して、布教を行った。聖グレゴリウスのミサはグレゴリウスがミサ典礼書の編纂者であったことから生まれた後世の伝説。聖者はミサをあげている最中に列席者の中に不信心者を見つけた。その聖なるしるしを求めて祈ると、祭壇の上方に磔刑のキリストと受難の刑具が現れたという。顕現するキリストは、肩に十字架を負っていたり、脇腹の傷を押して血を吹き出させている姿で描かれるという。この主題は反宗教改革に続く礼拝画の全盛期にしばしば取り上げられたという。(ジェイムズ・ホール著『西洋美術解読辞典』1 9 9 9 .河出書房新社)  
作品詳細
素材・技法 油彩・板
素材・技法(英文) Oil on panel
サイズ 62×48cm
コレクション名 須磨コレクション
備考 須磨No.307
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図書
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