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長崎県美術館

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リュサンジュ公 ( 1881年)

Prince of Lucinge 出品履歴

ライムンド・デ・マドラーソ Raimundo de MADRAZO
作品解説
  ライムンド・デ・マドラーソは19世紀後半のスペインを代表する肖像画家であり、1878年のパリ万国博で一等賞を受賞、1889年にはレジオン・ドヌール勲章を授与されるなど、スペインのみならず国際的な名声を得た画家である。
本作品に関しては、従来の調査によって作者ライムンド・デ・マドラーソの略歴や描かれたモデルの親しみの持てる雰囲気、筆跡を残しぎみにした柔らかい感じの質感、身を乗り出すように表現されたポーズの妙味が指摘されてきた。また、本作品には上流階級の肖像画にありがちな威厳、つまり近寄り難さがなく、むしろ、その温かみまで感じられる表現には、背景に赤みを帯びた無地の茶を使用して暖色系に仕上げてあることがその効果をさらに高めていることも指摘されている。
リュサンジュ皇太子というタイトルから、モデルとなった男性はフランスに起源をもち皇太子の称号を受け継ぐフォシニ=リュサンジュ(Faucigny-Lucinge)家の一員であると推測される。  
作品詳細
素材・技法 油彩・カンヴァス
素材・技法(英文) Oil on canvas
サイズ 92.5×65.9cm
コレクション名 須磨コレクション
備考 須磨No.186
関連収蔵資料
図書
資料

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