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長崎県美術館

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作品詳細

早春 ( 1925(大正14)年頃)

Early Spring 出品履歴

荒木十畝 Jippo ARAKI
作品解説
  第三回日本画会絵画展覧会出品作。日本画会は、明治30年(1897)に結成された団体で、十畝はその創立委員の一人であった。十畝は大正12年(1923)にこの日本画会の改革を行い、この年より「革新日本画会展」を開催(~昭和13年)。本作品が出品されたのはその第三回展である。
前景に池と叢、松の木立、後景になだらかな斜面とそこから続く峰、さらにその奥に丸みを帯びた山影が見え、湧き上がる霧が山容を部分的に隠している。正方形に近い画面に、大づかみな形態把握によるモティーフをダイナミックに配した構図、そして現在は褪色によりほぼ失われてしまっているが、おそらくはみずみずしかったであろう色彩により、早春の冷たい清新な空気と山の神秘的な威容、植物の生命力と芽吹きの気配が暗示されている。
十畝は、大正14年1月から2月にかけて、富士山、御殿場で写生旅行を行っており、本作品は、その際に描かれたものと考えられる(山容や植物相からみて箱根のお玉が池のあたりではないかと考えられる)。

展覧会歴
大正14年(1925)「第三回日本画会絵画展覧会」(4月4日~4月26日 上野竹之台陳列館);昭和23年(1948)「荒木十畝遺作展覧会出品作品」(未確認)※付属品として読画会からの所蔵者宛礼状あり

掲載文献
『第三回日本画会絵画展覧会図録』大正14年(1925)、モノクロ図版掲載、p.81;高田耕雲『十畝画選』大正15年(1926)、 カラー図版掲載、頁付なし  
作品詳細
素材・技法 絹本着色
素材・技法(英文) Color on silk
サイズ 86×102 (全体220×123)cm
コレクション名  
備考  
関連収蔵資料
図書
資料

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