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長崎県美術館

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スツエルビーニ夫人の家 ( 1954(昭和29)年)

The House of Mrs.Scherbinin 出品履歴

小林敏夫 Toshio KOBAYASHI
作品解説
  戦後、中央画壇の洋画家たちが多数長崎を訪れ、原爆の被害を免れた異国情緒あふれる南山手・東山手界隈の洋館群を描いている。
 そうした作品の中にあって、小林の描く洋館は、亡命者たちが住み続ける現役の建物として捉えられている。それは、時代から取り残され、社会との接触を強く拒んでいた亡命者たちの生活に主治医として深く溶け込んでいた小林にしか捉えることの出来なかった姿であったといえる。
 描かれているクリスティナ・スツエルビーニの家は、南山手22番の木造2階建ての洋館で、スツエルビーニ自身は2階に住み、1階を白系ロシア人の亡命者たちに貸していて、当時はマラジフという布の貿易商が住んでいたという。本作品は、そうした生活をとらえた歴史的にも貴重な資料ともいえる。  
作品詳細
素材・技法 油彩・カンヴァス
素材・技法(英文) Oil on canvas
サイズ 73×91cm
コレクション名  
備考  
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