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長崎県美術館

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凍れる華厳 ( 1919(大正8)年)

The Frozen Kegon Falls 出品履歴

山本森之助 Morinosuke YAMAMOTO
作品解説
  冬の日光中禅寺湖を描いた作品。森之助は日光の風景を好んだようで、何度も足を運んでいる。晩年の壁画制作の際は例外であるが、森之助は基本的にアトリエを持たない画家で、必ず自然を目の前にしてカンヴァスに向かった。本作品を描いた際には、あまりの寒さに凍傷で手が動かなくなってしまったというエピソードが残っている。
 雪と氷が画面の大半を占め、下方の滝つぼに向かって水流が氷柱になった様子が描かれている。森之助の作品の中でも構図が非常に大胆で、一見すると何が描かれているのか分かりにくい。絵画になりにくい風景をモノトーンに近い色彩で描き出したがゆえに、どこか異世界を映したかのような趣を持つ本作品は、他の森之助作品と少し異なる味わいを見せている。
 
作品詳細
素材・技法 油彩・カンヴァス
素材・技法(英文) Oil on canvas
サイズ 80.3×65.2cm
コレクション名  
備考 大正8年(1919)第7回光風会展出品
平成18-19年(2006-07)「長崎の美術2 長崎が生んだ風景画家 山本森之助」展(長崎県美術館)出品
関連収蔵資料
図書
資料

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