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長崎県美術館

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( 1928(昭和3)年)

Cranes 出品履歴

荒木十畝 Jippo ARAKI
作品解説
  荒木十畝が活躍した時代には、岡倉天心の指導のもとに横山大観などによる「朦朧体」が登場するなど、日本画のあり方が、さまざまな派をなして模索されていた時代であった。そのような中にあって十畝は、荒木寛畝指導のもとに習得した日本の伝統的画法を基礎とした上で、「守旧漸新」と称して日本画の新たな可能性を模索していった。そして《黄昏》(1919年、野間奉公会)等において、柔らかな筆法による描線を生かしつつ濃密な彩色によるぼかしも加えた、湿潤な大気に満ちた独自の作風を確立するに至った。晩年には、その独特の空気感を、うねるような描線と形態で表現するようになり、幽玄性を増していった。本作品は、十畝晩年の作風を顕著に示すもので、1928(昭和3)年の第9回帝展に出品された大幅の吉祥図。『詩経』「鶴鳴」に由来するいわゆる「鳴九(きゅうこうに)皐(なく)」図であり、「九皐」すなわち深山の沼沢に潜んでいても高貴な鶴の声は響き渡るという意味を持つ。本作品においては、幽篂にあって天に鳴く鶴として描いている。同年に取り行われた昭和天皇の即位礼にあわせて制作されたと考えられているもので、同画題の作品は前年の帝展でも金島桂華によって発表されている。金泥を多用するなど十畝の即位礼に対する祝賀の意があらわされている。落款「十畝写」、印章「木悌」(朱文円印)。 Exhibited at the 9th Teiten
作品詳細
素材・技法 紙本着色
素材・技法(英文) Color on paper
サイズ 279.6×127cm
コレクション名  
備考 第9回帝展出品作
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図書
資料

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