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長崎県美術館

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きこりのホルへ ( 1930年)

Jorge the Woodcutter 出品履歴

ダニエル・バスケス・ディアス Daniel VÁZQUEZ DÍAZ
作品解説
© Daniel Vázquez Díaz VEGAP Madrid & JASPAR Tokyo, 2023 G3258 ヒョウを左腕に抱え、右手に斧を持った屈強な男性が曇りのない眼差しで一点を見据えている。男性の顔面や衣服の襞は大らかな色面で構成されており、これはパリで学んだキュビスムを独自に咀嚼した結果とみることができよう。
 ホルヘと名付けられたこの男性は、大西洋に面したパロス・デ・モゲールという町で出会った人物がモデルである。バスケス・ディアスの代表作とされるサンタ・マリア修道院の壁画《発見の詩》(1929-30年)の「船団の出発」という場面にも船乗りの格好をした同様の男性を見つけることができる。イバーラ伯爵のコレクションにも頭部の素描が残されていることから、素描をもとにこれらの人物が描かれたと考えてよいだろう。
壁画《発見の詩》はバスケス・ディアスが2年の歳月を経て仕上げたもので、コロンブスが新航路発見へ出発するまでのエピソードを題材にしている。コロンブスが1492年に航海に出る際、この修道院に立ち寄ったことから、同地はコロンブスゆかりの場所として知られている。バスケス・ディアスはサンタ・マリア修道院とラ・ラビダの風景を《イスパニダー記念聖堂》(1930年頃、長崎県美術館)に描いている。
 
作品詳細
素材・技法 油彩・カンヴァス
素材・技法(英文) Oil on canvas
サイズ 181×137cm
コレクション名 須磨コレクション
備考 須磨No.1563
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