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作家詳細
モデスト・ウルジェイ / ウルジェイ・イ・イングラーダ (1839~1919年)
Modesto URGELL Y INGLADA
作家解説
バルセロナに生まれ、同地のリョッジャ美術学校でカタルーニャにおけるレアリスム風景画の権威、マルティ・イ・アルシーナに学ぶ。パリに留学した際にはクールベやドービニーと知己を得、フランスの自然主義絵画に接した。1880代後半までバルセロナ、マドリード、ジローナ、オロットなど各地を転々としながら風景画を制作、全国美術展を初め各地の展覧会に出品した。ウルジェイはカタルーニャのひと気のない海辺や墓地、廃墟などを主題に、フリードリヒやベックリンなどドイツ・ロマン派を想起させる孤独感と象徴性に満ちた風景画を、飽くことなく描き続けた。1896年には《いつも同じ》という諧謔的なタイトルの作品をバルセロナの美術工芸産業展に出品、一等メダルを受賞している。1894年からは母校で風景画を教え、アングラーダ・カマラサ、ピカソ、そしてミロなど次世代の重要な芸術家を育てた。また、劇作家としても活躍し、脚本を発表している。
作品一覧
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共同墓地のある風景
(1890年代)
Landscape with a Cemetery モデスト・ウルジェイ Modesto URGELL Y INGRADA 素材・技法:油彩・カンヴァス |