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作家詳細
ホセ・フラウ・ルイス / フラウ ルイス (1898~1976年)
José FRAU RUIZ
作家解説
ビゴ(スペイン北西部の都市)で生まれたフラウは、18歳のときマドリードに移動し、王立サン・フェルナンド美術学校に入学する。そこで当時校長をしていたムニョス・デグラインから学んでいる。その後、1925年に統合されたイベリア芸術家協会の第一回展に出品した。この時の出品者リストには、若き日のサルバドール・ダリの名も含まれていた。
以後、フラウはマドリード、ピッツバーグ、メキシコなど、数多くの展覧会に出品している。受賞歴も多く、1943年には全国美術展に《自然》を出品しメダルを獲得した。1947年ブエノス・アイレスに、1950年にはメキシコに旅行し、メキシコにはそのまま長く定住することになる。1966年に再びスペイン、マドリードに居を構え、晩年を過ごした。
彼の作品は具象から出発し、ポスト印象主義風へと変わり、最後期には緑や青、茶や黒を多用したフォーヴィスム風へと画風を変えていく。人物画もよく描いたが、後には風景画に専念することになった。それらは鮮やかな色調の対比によって、幻想的な雰囲気を湛えており、フラウ独自の世界観を余す所なく再現している。
作品一覧
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