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作家詳細

永見徳太郎[夏汀] / ナガミ トクタロウ (1890~1950年)

Tokutaro (Katei) NAGAMI

作家解説

長崎市に生まれる。幼名良一、夏汀はその号。1906(明治39)年に家業を継いで倉庫業を営むかたわら市会議員、商工会議所議員、十八銀行監査役そしてブラジル国名誉領事を務めた。長崎に関する近世の美術工芸作品や写真の蒐集家、写真家、画家、文筆家としても知られ、長崎の文化のパトロン的な立場にあった。長崎出身の画家・山本森之助や渡辺与平、栗原玉葉をはじめ、芥川龍之介、小絲源太郎、満谷国四郎、竹久夢二といった当時の国内の文化人らも、異国情緒漂う長崎の文化を南蛮屏風や工芸品などの蒐集品で埋め尽くされた永見邸で享受したという。1916(大正5)年にマレー半島でゴム農園の経営を始めるも失敗し、昭和初年頃東京に移住。『長崎南蛮草』(1926年)や『長崎の美術史』(1927年)、『南蛮屏風集成』(1930年)、コレクション集『珍しい写真』(1932年)など長崎の美術を紹介する著書の執筆活動に専念した。1931(昭和6)年には、それまで蒐集した作品の大多数を神戸市の蒐集家・池長(いけなが)孟(はじめ)に譲渡(現在は神戸市立博物館が所蔵)。その後、明治末頃より取り組んでいた写真家としての活動を本格化し、1934(昭和9)年に歌舞伎座の舞台の撮影をただ一人許される者として六代目尾上菊五郎などを撮影した。

作品一覧
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長崎港 (1912-25(大正年間))
Nagasaki Harbor
永見徳太郎 (夏汀)
Tokutaro (Katei) NAGAMI
素材・技法:油彩・カンヴァス
唐寺 (1912-25(大正年間))
Chinese Temple in Nagasaki
永見徳太郎 (夏汀)
Tokutaro (Katei) NAGAMI
素材・技法:油彩・カンヴァス
朝のヒマラヤ(印度) (1917(大正6)年頃)
Morning in the Himalayas, India
永見徳太郎 (夏汀)
Tokutaro (Katei) NAGAMI
素材・技法:油彩・カンヴァス
赤道近くの海 (1920(大正9)年)
Sea near the Equator
永見徳太郎 (夏汀)
Tokutaro (Katei) NAGAMI
素材・技法:油彩・カンヴァス
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