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作家詳細

白浜徴 / シラハマ アキラ (1865~1928年)

Akira SHIRAHAMA

作家解説

1865(慶応元)年、福江藩最後の家老のひとりである白浜久徴のもと、長崎県南松浦郡福江村(現・五島市)に生まれる。はじめ長崎外国語学校や東京大学予備門などで英語を学ぶも病のため退学。長崎県庁外事課勤務を経て、1887(明治22)年に東京美術学校(現・東京芸術大学)に第2回生として入学。1894(明治27)年に絵画科(日本画)および教員養成課程を修了。長崎活水女学校教授、高等師範学校助教授などを経て、1901(明治34)年に東京美術学校教授となり、日本画、教育学、教授法、幾何画法、英語を教えた。1902(明治35)年には、黒田清輝らとともに日本の美術教育を見直すための「普通教育における図画取調委員」に任命され、1904(明治37)年にマサチューセッツ州立図画師範学校(現・マサチューセッツ美術大学)4年次に編入学し、翌年に同校を修了。その後、イギリス、フランス、ドイツの美術教育法の調査をし、その留学の成果は、明治末から大正初めにかけて発行された『尋常小学校新定画帖』(1910年)、『高等小学校新定画帖』(1912-13年)などの教科書や『図画教育の理論と実践』(1911年)などの研究書にまとめられ、日本の美術教育を臨模(りんも)主義(絵手本を元に学ぶ)から児童の創造性の啓発を主眼とした教育法へと大きく転換させた。また、1907(明治40)年には、東京美術学校の師範科設立に尽力し、在職中の1928(昭和3)年に歿した。

作品一覧
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鷹の図 (1900(明治33)年)
Hawk
白浜徴
Akira SHIRAHAMA
素材・技法:紙本着色
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