隈研吾展 新しい公共性をつくるためのネコの5原則
企画展概要
会期 | 2021年01月22日(金) ~ 2021年03月28日(日) |
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開館時間 | 10:00~18:00(1/22、23、29、30、2/5、6を除く金・土は20:00まで)※展示室への最終入場は閉館30分前まで。 |
休館日 | 第2・4月曜日 |
会場 | 長崎県美術館 企画展示室ほか |
東京オリンピック・パラリンピック2020のメイン会場に予定される《国立競技場》の設計に参画するなど、現代日本を代表する建築家のひとり、隈研吾(1954-)の大規模な個展を開催します。
その土地の環境や文化に溶け込むように設計される彼の建築には、自ずと多くの人が訪れ時を過ごすことになります。2018年にスコットランドに開館した《V&Aダンディー》は、米TIME誌により「2019年、世界で訪れるべき最も素晴らしい場所100選」のひとつに選ばれました。
本展は隈建築の中から公共性の高いものを中心に36件を精選し、全点に隈自身による作品解説をつけて紹介します。公共性といっても、新築の庁舎のような大きな公共建築だけでなく、リノベーションによる居酒屋のような小さな建築も含んでいるのがポイントです。それらが「孔」「粒子」「やわらかい」「斜め」「時間」という隈が考える5原則によって分類された上で、模型や写真やモックアップによって紹介されます。また、瀧本幹也、藤井光、津田道子、マクローリン兄弟など第一線で活躍するアーティストに映像作品をコミッションし、隈建築を、造形性だけでなく、どのように使われているか、いかに街と関係を結んでいるかといった観点から見ていただく空間を用意しました。内部空間をリアルに体感できる360度VRもあります。
さらに、ネコの視点から都市を見直すリサーチプロジェクト《東京計画2020 ネコちゃん建築の5656原則》も発表されます。今の時代、都市についてなにかを提案するとしたら高度経済成長期のように都市を上から見るのではなくて下から見るべきである、そう考えた隈が着目したのは、なんと動物のネコでした。本展では、Takramとの協働により神楽坂でのフィールドワークやGPS測定を実施し、そのリサーチの成果を、3DCGやプロジェクションマッピングを用いて展示いたします。
コロナ禍というきわめて難しい時代の中で開催される本展が、新しい公共性や未来の都市のあり方について考える機会となれば幸いです。
関連ホームページ
作品紹介
オドゥンパザル近代美術館(トルコ)2019 © Erieta Attali
ブザンソン芸術文化センター(フランス)2012 ©Stefan Girard
The Exchange(オーストラリア)2019 © Martin Mischkulnig
ちょっ蔵広場 2006 ©Daici Ano
梼原の隈建築(撮影:瀧本幹也)2020 ©Mikiya Takimoto2018
V&Aダンディー(英国)2018 © RossFraserMcLean
アオーレ長岡 2012 © by FUJITSUKA Mitsumasa
東京計画2020:ネコちゃん建築の5656原則 2020 ©Kengo Kuma and Associates ©Takram
基本情報
観覧料
一般 | 1,300(1,100)円 |
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大学生・70歳以上 | 1,000(800)円 |
高校生以下 | 無料 |
※( )内は前売りおよび15名以上の団体料金。
※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、障害福祉サービス受給者証、地域相談支援受給者証、特定疾患医療受給者証、特定医療費(指定難病)医療受給者証、先天性血液凝固因子障害等医療受給者証、小児慢性特定疾病医療受給者証の提示者および介護者1名は5割減額。
※本展は3つの会場で構成されています。第1会場のみ有料です。
前売券取扱い店
チケットぴあ(Pコード685-449)
ローソンチケット(Lコード82632)
セブンチケット(セブン-イレブン)
CNプレイガイド(ファミリーマート)
長崎県美術館
【前売券販売期間】
電子チケット:11月21日(土)~2021年1月21日(木)
長崎県美術館:12月12日(土)~2021年1月21日(木)
※本展会期中は、各プレイガイドで当日券を販売します。
主催等
主催 | 長崎県、長崎県美術館、東京国立近代美術館、文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会 |
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後援 | 長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎新聞社、西日本新聞社、朝日新聞社、毎日新聞社、読売新聞西部本社、NBC長崎放送、KTNテレビ長崎、NCC長崎文化放送、NIB長崎国際テレビ、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎 |
協賛 | 大成建設株式会社、大洋建設株式会社、株式会社長谷工コーポレーション、大光電機株式会社、大日本印刷株式会社、前田建設工業株式会社、株式会社イトーキ、株式会社大林組、鹿島建設株式会社、コクヨ株式会社、小松マテーレ株式会社、株式会社佐藤秀、清水建設株式会社、株式会社JR東日本建築設計、住友林業株式会社、太陽工業株式会社、大和ハウス工業株式会社、大和リース株式会社、株式会社竹中工務店、株式会社丹青社、TSUCHIYA株式会社、東急建設株式会社、TOTO株式会社、戸田建設株式会社、株式会社乃村工藝社、不二サッシ株式会社、三井住友建設株式会社、銘建工業株式会社、株式会社岸之上工務店 |
協力 | エヌビディア合同会社、小松マテーレ株式会社、株式会社スノーピーク、富山市(富山県)、長岡市(新潟県)、株式会社 日本HP、浜田醤油株式会社、V&Aダンディー、真庭市(岡山県)、南三陸町(宮城県)、株式会社モデュレックス、株式会社モノファクトリー、株式会社YAMAGIWA、梼原町(高知県) |
助成 | 公益財団法人 大林財団 |