長崎県美術館

企画展

奇蹟の芸術都市バルセロナ展 ガウディ、ピカソ、ミロ、ダリ――美の巨星たちを育んだカタルーニャの煌めき

企画展概要

ルマー・リベラ《夜会のあとで》1894年頃  カタルーニャ美術館蔵 © Museu Nacional d’Art de Catalunya, Barcelona (2019)
会期 2019年04月10日(水) ~ 2019年06月09日(日)
開館時間10:00~20:00(最終入場19:30)
休館日4月22日(月)、5月13日(月)、27日(月)
会場企画展示室

 スペイン・カタルーニャ自治州の州都であり、地中海に面した港湾都市であるバルセロナは、古代に遡る豊かな歴史と、19世紀に産業革命を経験したことによる経済・文化面の先進性とをあわせ持つ世界有数の国際都市です。また、この都市は芸術・食・スポーツなど様々な点で世界中の人々を惹きつけてきました。本展では、その魅力の源泉を探るべく、バルセロナの近代化を促進させた都市計画の誕生(1859年)からスペイン内戦(1936-39年)に至るまで、約80年間に生み出された芸術文化を辿ります。
 アントニ・ガウディをはじめドゥメナク・イ・ムンタネー、プッチ・イ・カダファルクなど、バルセロナの魅力を語るに欠かすことのできない偉大な建築家たちの仕事はもとより、ラモン・カザス、サンティアゴ・ルシニョル、パブロ・ピカソ、ジュアン・ミロ、サルバドール・ダリら、カタルーニャが育んだ巨匠たちの作品を多数展示します。絵画を中心に彫刻・家具・宝飾品・図面など多様なジャンルの作品約150点が並ぶ本展は、当時のカタルーニャに花開き咲き誇った芸術の精華を存分に味わって頂けるまたとない機会です。綺羅星のごとく並ぶ美術界きってのスターたちの共演をお楽しみください。

第1章:都市の拡張とバルセロナ万博
19世紀、産業革命に伴う過度な人口増加に悩まされたバルセロナでは、世紀中頃以降に旧市街の市壁が取り壊されて市域が拡張するとともに都市の近代化が急速に進みました。同時に、1888年の万国博覧会開催によりこの街は本格的に国際都市としてのデビューを果たします。現在の都市の姿が形づくられ始めた19世紀後半のバルセロナを図面等を交えながら紹介します。

第2章:コスモポリスの光と影
好調な経済を背景に、自らの教養の深さと趣味の良さを競ったブルジョワたち。優雅な生活を満喫する彼らのオファーにより、華やかで独創性豊かな建築がバルセロナの街を彩りました。建築家アントニ・ガウディ、ドゥメナク・イ・ムンタネー、プッチ・イ・カダファルクの仕事を中心に、絵画、映像資料、建築装飾、家具調度類、宝飾品などにより、贅の尽くされた彼らの生活の様子をご紹介します。

第3章:パリへの憧憬とムダルニズマ
19世紀末~20世紀初頭、当時芸術の中心地であったパリの美術動向を吸収しつつ、自らのアイデンティティに基づいた新たな芸術の創造を志向したカタルーニャの若き芸術家たち。その動向を、当時のバルセロナ芸術界をリードしたカタルーニャ出身作家サンティアゴ・ルシニョル、ラモン・カザスの仕事を中心に紹介します。

第4章:「四匹の猫」
1897年にバルセロナにオープンし、ムダルニズマの一大震源地となったカフェ「四匹の猫(アルス・クアトラ・ガッツ)」(1903年閉店)に集った先鋭的な芸術家たちの動向を、若き日のピカソの仕事を中心に紹介します。

第5章:ノウサンティズマ――地中海へのまなざし
国際的な同時代性を志向したムダルニズマを批判的に継承し、地中海とその地域的文化に自らのアイデンティティを求めた「ノウサンティズマ(1900年主義)」と呼ばれる芸術動向を紹介します。

第6章:前衛美術の勃興、そして内戦へ
世界的画家サルバドール・ダリ、ジュアン・ミロの仕事を中心に、キュビスム、シュルレアリスムの流入から内戦に至る時期の芸術動向を紹介します。

作品紹介

関連企画

特別講座「近代都市バルセロナの形成と発展」(仮)

ガウディらの名建築で彩られる都市バルセロナについて、様々な建築や都市計画に関する解説を交えながら、専門家にお話しいただきます。

日時 4月13日(土) 13:00~14:30(12:30開場)
会場 ホール
講師 フェルナンド・マルサー
(カタルーニャ工科大学教授、カタルーニャ建築家協会歴史資料館ディレクター)/逐次通訳付
定員 先着100名
参加費 無料(ただし要本展観覧券)
連続セミナー「芸術都市バルセロナの魅力」

多数の大芸術家を生んだ芸術の都バルセロナ。その魅力に迫るべく、展覧会内容を詳しく解説する連続講座を開催いたします。

日程/テーマ 4月14日(日) 第1回「都市の拡張とバルセロナ万博」
4月21日(日) 第2回「国際都市バルセロナの光と影」
5月12日(日) 第3回「パリへの憧憬と近代カタルーニャ絵画の巨匠たち」
5月19日(日) 第4回「四匹の猫と若きピカソの芸術」
5月26日(日) 第5回「知られざるノウサンティズマ―地中海への眼差し」
6月 2 日(日) 第6回「前衛美術の勃興、そしてスペイン内戦へ」

*第3回のみ
会場|ホール
講師|木下亮(本展監修者、昭和女子大学教授)
定員|先着100名
時間 11:00~12:00(10:30開場)
会場 講座室
講師 当館担当学芸員
定員 40名程度(先着順)
参加費 無料(当日受付、どなたでもご参加いただけます)
学芸員によるギャラリートーク

日時 毎週日曜日 14:00~
会場 企画展示室
料金 無料(ただし要本展観覧券)
ワークショップ「ガウディ風マグネットをつくろう」

ガウディが建築したカザ・バッリョー(CASA BATLLÓ)の外壁をイメージしたマグネットをつくります。

日時 4月20日(土)、21日(日)10:30~12:30、14:00~16:30
会場 アトリエ
受付 当日随時 ※最終受付:各回終了時刻の30分前
対象 子どもから大人まで ※小学生以下は保護者同伴
参加費 ひとり100円
制作時間 30~60分
ワークショップ「いえとまちをつくろう」

小さな家をつくって、並べて、みんなでまちをつくっていくワークショップです。最後に自分でつくった家をプロジェクターで拡大して記念写真が撮れます。

日時 5月18日(土)A.10:30~12:30、B.14:00~16:00
5月19日(日)C.10:30~12:30、D.14:00~16:00
会場 アトリエ
対象 子どもから大人まで ※小学生以下は保護者同伴
定員 各回15組
参加費 無料
申込締切 4月22日(月)
応募方法 参加希望の①日時(記号A~Dから選択、第2希望まで) ②参加者全員の氏名 ③年齢 ④郵便番号 ⑤住所 ⑥電話番号を明記のうえ、ハガキまたはEメールでお申し込みください。
〒850-0862 長崎市出島町2-1 長崎県美術館「バルセロナ展ワークショップ」係
e-mail: workshop-01@nagasaki-museum.jp
※応募多数の場合は抽選となります。
※結果は当選者にのみ、開催日の2週間前までに通知ハガキを発送いたします。

基本情報

観覧料
一般1,200(1,000)円
大学生・70歳以上1,000(800)円
高校生以下無料

※( )は前売りまたは15名以上の団体料金。
※障害者手帳保持者および介護者1名は5割減額。
※会期中、本展観覧券でコレクション展にも入場可
※前売券の販売は4月9日(火)まで

前売券取扱い店

チケットぴあ(Pコード769-580)
ローソンチケット(Lコード81340)
セブンチケット(セブンコード072-968)
CNプレイガイド(ファミリーマート他)

主催等
主催長崎県、長崎県美術館、KTNテレビ長崎 
共催長崎新聞社
特別協力カタルーニャ美術館、カウ・ファラット美術館
協力日本航空
特別協賛西海建設
協賛マリエラ クラソンズジャパン、株式会社ライブアートブックス
後援スペイン大使館、カタルーニャ州政府、カタルーニャ州政府貿易投資事務所、在バルセロナ日本国総領事館、インスティトゥト・セルバンテス東京、日本・カタルーニャ友好親善協会、在福岡スペイン国名誉領事館、長崎市、長崎県教育委員会、長崎市教育委員会、長崎市立図書館、NHK長崎放送局、長崎ケーブルメディア、エフエム長崎
助成ラモン・リュイ財団、バルセロナ県議会 
企画協力神戸新聞社、キュレイターズ