活版印刷ワークショップ「本木活字でオラショを印刷しよう」を実施しました
9月2日(土)、3日(日)の2日間、活版印刷ワークショップ「本木活字でオラショを印刷しよう」を実施しました。
講師には、山田善之さん(文林堂)、そして中川たくまさん(ブルームーンデザイン事務所)をお招きしました。



海外から長崎に伝わり広まった活版印刷。
近代活版印刷の普及に貢献した本木昌造(長崎出身)の命日にちなみ、9月は全国的に「印刷の月」と定められています。




今回、「本木活字」を使ってオラショ(隠れキリシタンの祈り)の一節を活版印刷機で印刷しました。





使ったのは、銀色のインク星 素敵な栞(しおり)の完成です!



ワークショップのほか、山田さんによるアルビオン型手引き印刷機の実演がありました音符





印刷されていたのは、キリシタン版 『サントスの御作業の内抜書』(複製版)です。
天正遣欧少年使節団に随行したコンスタンチノ・ドラード(諫早出身)がヨーロッパから活版印刷機を持ち帰り南島原・加津佐で印刷したといわれています音符









参加者の多くが、「活版印刷機で実際に印刷するのは初めて」という方でした。
「昔はこんな風に印刷していたのですね!」と驚かれたり、「活字とともに、文化が伝わり広がっていったことを改めて実感しました」という感想があったり、みなさんそれぞれに自分たちの暮らす土地の歴史や文化に想いを馳せていらっしゃいました。



また、インクのにおい、カシャン!という音も含めて、活版印刷の独特の風合いを楽しまれていました。



実は、近々また活版印刷のワークショップを計画中なのですが、そのお知らせは改めて。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございましたにかっ



| ワークショップ・講演会 | 10:18 AM |