長崎県美術館

基本情報

釜山市立美術館との連携


釜山市立美術館

2008年より交流開始

釜山市立美術館10周年記念フォーラムの機会にあわせて開催された釜山市立美術館、長崎県美術館の二館会議(2008年10月29日)において、両館の交流に関して以下のことが曺、米田、両館長の間で確認されました。

  • 大規模な事業展開を志向するのではなく、お互いに無理のないかたちで息の長い交流の実現を目指す。
  • 教育普及事業における連携・交流から開始し、時機を見て所蔵品交換展などの展覧会事業や研究分野における連携・交流を実現する。
  • 具体的な交流を重ねつつお互いの理解を深めながら、しかるべき時期を見定め交流に関する協定書を取り交わす。
  • 学芸部門、教育普及部門はもとより、総務、広報、施設管理、ショップ、カフェなど両館の運営に携わる他の部門も含め全館的にお互いの顔を認識し、職務を理解し学びあう友好関係の構築を志向する。

2009年より「明日を拓く日韓合同こども美術交流展」開催

2009年以降、両館の教育普及プログラムにおいて制作された子どもたちの作品による展覧会および、両館がそれぞれ推薦するアーティストを講師として相手の館へ派遣しあい実施するワークショップの2本立てで構成される「明日を拓く日韓合同こども美術交流展」を毎年夏の時期に共同で開催しています。

2011年より遠隔授業開始

2011年からはインターネットを介したテレビ会議システムを使用し、当館、釜山市立美術館および長崎県内の学校の3点を結んだ遠隔授業を実施しています。これは当館の所蔵品を教材に用い、当館エデュケーターがナビゲートしつつ日韓両国の生徒たちとともに作品に関する考察を進めるという内容です。

2011年8月21日 長崎県美術館と釜山市立美術館の交流に関する協定書を締結

許南植釜山広域市長、中村法道長崎県知事の立会いのもと、今後の継続的な交流と美術館事業全般での協力を行うことに合意し、協定を締結しました。

2012年9月 二館会議で所蔵品交換展について協議

具体的な交流事業を開始して5年目という節目である2013年を見据え、両館の所蔵品による交換展の実現に向けて協力するという合意が2012年9月の二館会議の席においてなされました。その後、幾度かの協議を経て、次のような方向で以後の交流事業を実施することが確認されました。

  • 「明日を拓く日韓合同こども美術交流展」を発展的に解消させるかたちで所蔵品交換展を実施する。
  • 2013年は長崎県美術館の所蔵品展を釜山市立美術館において開催、2014年は釜山市立美術館の所蔵品展を長崎県美術館において開催する。
  • 両館推薦のアーティストによる交換ワークショップは継続させる。
  • 釜山と長崎を結んだ遠隔授業は2013年も実施する。

「長崎県美術館所蔵品展 スペイン/長崎」開催

会期:2013年9月28日(土)~12月1日(日)
会場:釜山市立美術館

当館が所蔵する宗教画・肖像画を中心とするスペイン美術資料(32点)、ゴヤの版画(『妄』22点)および東松照明の写真資料(約129点)を展示。「キリスト教」をキーワードに長崎の歴史・文化を併せて紹介しました。

 

「釜山市立美術館所蔵品展 路地に建てられた都市_釜山」開催

会期:2014年11月11日(火)~2015年1月12日(月・祝)
会場:常設展示室第1室

釜山の感性と釜山の眼差しを代表する14人の作家による17点の作品を紹介しました。